ロシア非難決議に対するれいわ新選組の対応
3月1日、ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議案が衆議院に提出され、賛成多数で可決された。翌2日には参議院でも賛成多数で可決された。
これら決議案に対し、れいわ新選組はそれぞれ反対票と投じ、全会一致とはならなかった。その理由として公式webサイトで声明が示されている。
ロシア軍によるウクライナ侵略について非難し、即時撤収を求めている。一方でそれが実現するような取り組みが伴っておらず、「言葉だけのやってる感を演出」しているだけとして反対する立場を表明した。
同党が求める決議内容として、避難民の受け入れ、ロシアだけでなくNATOの約束反故、日本国内への影響として物価上昇を抑制する対策などが挙げられている。そして「形式だけの決議は必要ない、意味がない」と締めくくっている。
これに対し、まず頭に浮かんだのがコミュ障という言葉である。
数々の国際法に違反し力による一方的な現状変更はダメだと思う。YES/NO
という問に対し、政府に対する具体的な行動規定が書いてない、と答えるのは意思疎通が成り立っていない。勝手に第3の選択肢を作ってはならない。
聞かれていることに素直に答えられないのはコミュニケーション能力が欠如していると言わざるを得ない。もし別に言いたいことがあれば、これとは別に同党が決議案を提出すればよいのである。
かくして明日は我が身でもある日本は、国民の総意たる国会で結束を示すことができなかった。将来にわたり、この汚点と損失は計り知れない。