社会問題に昇華させる
かつて日本キリスト教婦人矯風会は廃娼運動、そのための純潔運動をした。これの凄かったのは『女性を矯正する』という方法も取られたこと。つまり賤業とされたセックスワーカーは、知識や技能、人格に問題があるので、施設に入れて矯正するという手法が取られました。後にDVシェルターになりますが。
— 一森文彰 (@christscrolls) 2022年5月12日
日本キリスト教婦人矯風会は平和・純潔・禁酒を掲げて立ち上がった組織だった。戦後は1957年制定の売春防止法に尽力した。買春の男性を加害者とし、売春の女性を被害者として救済を求める社会運動を行っていたが、女性からも支持を得られずに退潮した。
そこで従軍慰安婦問題を持ち出し、人権擁護の観点から社会批判することで支持を集め始めた。近年のジェンダークレーマーによる男性加害と女性被害を煽る動きから、再びかつての思想が復権しつつある。
これらの行動に共通することは、個別の事例を取り上げて社会問題に昇華する手法にある。