DinersClubカードはプロパーか?

昨日の投稿でDinersを最も狭義のプロパーカードに含めたが、JCBやAmexとは少し違う。

その理由は発行国にある。ダイナースクラブと検索すると分かる通り、三井住友トラストクラブが運営している。三井住友クラブはDinersブランドを所有しているわけではない。同社はDinersについて日本での業務を独占的に行っている。

日本におけるDinersは1961年に日本交通公社と富士銀行が中心となって始動した。もちろん両社ともDinersのブランドを所有しているわけではない。

その後シティカードジャパンが事業を引き継ぎ、更に三井住友クラブが引き継いでいる。両社ともDiners本体ではない。

日本におけるDinersの独占運営権はフランチャイズ契約で成り立っており、Diners本体や資本関係にある子会社などが運営しているわけではない。

もしも契約が更新されなかったり、打ち切りになってしまえば、日本からDinersは消滅するかもしれない。フランチャイズ契約であることが全ての原因である。

果たしてこれをプロパーカードと呼んで良いのだろうか。その答えは無い。

個人的な印象で言えば、プロパーカードと呼んで良いと思う。カード券面がダイナースクラブカードそのものだからだ。本家と変わらない。

しかしながら、もしも同カードを持っていたらプロパーカードとは思えないだろうと想像する。明細やポイントをチェックするのに、三井住友トラストクラブの専用サイトにアクセスするからだ。提携カードっぽいなと思いながら日々使うことだろう。