JALビューカードの比較検討
比較検討したいのはビューゴールドプラスカードとJALカードSuica CLUB-Aゴールドカードの2枚。
まずビューゴールドプラスカードだが、主な特徴をいくつかピックアップする。
- 年会費11,000円(家族会員1枚無料)
- 基本還元率0.5%(JRE POINT)
- JRサービス利用で最大8%
- 年間100万円利用で5,000ポイント
- 年間利用累計額に応じて更にボーナスポイント
ビューカードの最上位カードということでサービスに隙が無い。何と言ってもJRサービス利用で最大8%還元が特徴。えきねっとで新幹線チケットを購入すると最大10%還元にもなる。何度かこれを利用するだけで年会費は簡単に元が取れてしまう。
メインカードとして利用すれば年間100万円に到達して5,000ポイント獲得も簡単だ。更なるボーナスポイントは150万円からなので期待しない方がいい。
次にJALカードSuica CLUB-Aゴールドカードであるが、その名の通りJALカードである。
- 年会費20,900円(家族会員8,800円)
- 基本還元率1.0%(JALマイルポイント)
- JRサービス利用で最大8%
- 年間100万円利用で5,000ポイント
- 1,500 JRE POINT → 1,000 JALマイルに交換可能
このカードは純粋に「JALカードゴールド」と「ビューゴールドプラスカード」が合体したものだと捉えることができる。年会費10,000円ずつのカードが2枚1組になった。
ビューカード側のサービスとしては年間累計利用の更なるボーナスポイントが削られている。他の機能は同じだ。
JALカードとしての特徴だが、通常ショッピング利用でJALマイルが直接貯まる。しかしJRサービスの利用ではJRE POINTが貯まる。利用方法によって貯まるポイントが分離している面白いカードだ。
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードは どんな人に向いているか
JALカードであるので、JALマイルを貯めたい人に向いている。JR系サービスで最大10%が貯まり、JALマイルに交換できることも大きなメリットだ。非常に貯めやすい。
一方でJALマイル一点張りではない人にも向いているのが面白い。JR系サービスの利用ではJRE POINTが貯まるため、そのまま新幹線の特典チケットに使うこともできる。JALだけでなくJRも利用する人に向いているし、いつでもJALに寄せることもできる。
デメリットもある
まず、シンプリストには向かない。JALカードとビューカードが一体型となっている。
次に、カードの年会費が高いことがデメリットである。特に家族会員だ。ビューゴールドプラスカードなら1枚無料だが、JALカードの方は8,800円かかる。これはJALカード分と捉えるのが良いだろう。
この家族会員が問題で、もしJALグローバルクラブ(JGC)に加入することがあれば、家族会員も本会員と同額がかかる。つまり2枚で41,800円だ。
JGCの特典は殆どの項目で同伴者1名までカバーすることができる。そしてJGCを付与するかどうかは本会員と家族会員で選択できるので、本会員のみJGCで家族会員は付与しなければ、年会費を29,700円に抑えることができる。
最後に、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードでは必ずJALを利用せざるを得ないということ。もしJALを利用しないのであればビューゴールドプラスカードで良い。