タイムズカーの当社指定免許とは
2022年12月1日より、タイムズカーは貸渡約款を改定する。気になったのは、同じ文言で2箇所の変更がある以下の部分だ。
カーシェアリング車両の運転に必要な運転免許証、当社が指定する免許の種類・条件等を満たした運転免許証を有していないとき。
第3条 (入会)
このうち、「当社が指定する免許の種類・条件等を満たした運転免許証」が追加されている。当社指定の条件を満たす運転免許証とは何か。貸渡約款の中には必要な運転免許証の種類や条件の記載が無いのだ。
タイムズカーのよくある質問の中には、入会資格について「運転免許証をお持ちの方ならどなたでもご入会できます」との記載がある。
日本でレンタカーを借りる際の決まりは国土交通省自動車交通局長による通達、具体的にはレンタカーに関する基本通達に基づいており、ここでも単に運転免許証としか記載がない。
一般的には、運転免許証は国内公安委員会で発行されたものか、ジュネーブ条約に基づいて発行された国際運転免許証を指す。考えられるのはこの国際運転免許証がひとつ。
もうひとつが、道路交通法の改正で2022年5月13日より導入された「サポートカー限定条件付きの免許」のこと。
サポートカーとは、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置が搭載された普通自動車のこと。カーシェアサービスでサポートカーの導入はおそらく進んでいない。
もちろん、サポートカー限定免許でサポートカー以外の普通自動車を運転した場合は免許条件違反となるので論外だ。