JIS固有番号の構成

日本産業規格(JIS)は、日本で生産する製品について標準と定めている規格のこと。この規格に従って製品を作ることは一部を除いて任意であるが、メリットが多い。

製品の製造を放任すると、多様化しすぎて経済効率性や生活利便性が下がってしまう。トイレットペーパーの直径からシャープペンシルの芯まで、規格が統一されていることで消費者はどのメーカー品を購入しても使うことができる。

さて、JISではそれぞれの規格について固有の番号が割り当てられている。

JIS L 4403:2000

これは「ふとん」に割り当てられた番号である。主に3つのパーツで構成されている。アルファベット記号・4桁の数字・4桁の数字のみっつである。

ひとつめのアルファベットは部門記号で、大まかな産業を表す。「L」は繊維だ。このアルファベットが示す部門は全部で20ある。

次の4桁の数字は固有番号だ。4403はふとんで、4404は織じゅうたんである。

最後の4桁の数字は西暦だ。産業規格も改定が行われ、いつ改定された規格か分かるようになっている。ふとんの最新規格は2000年制定だと分かる。