iPhone標準アプリの「メール」にGmailやYahooメールといった全てのアドレスを登録して一括管理していた。iPhoneを使い始めて以来10年以上はこの体制である。しかし最近このメールアプリが使い物にならなくなってきた。
原因は主にYahooメールにあって、具体的にはふたつだ。
ひとつは、迷惑メールがフィルタされなくなったこと。Yahooメールはちょっと信頼できないサービスに登録する時などに使う汚いアドレスとして運用しているので、特に迷惑メールが多い。
Web版のYahooメールやアプリでは迷惑メールとしてフィルタしてくれるが、iPhone標準アプリの「メール」ではここ半年くらい迷惑メールも含む受信トレイしか登録できなくなってしまった。
ETC利用照会サービスだとか、Amazonプライムが停止されるとか、19万円分のビットコインを振り込めだとか、日本語の怪しい脅迫メールがたくさん届く。1日に2通程度ではあるが、毎日にもなると邪魔である。
ふたつめは、メールのチェック頻度が低すぎること。メールの受信チェックをプッシュ15分に設定しているはずだが、1~2日に1回くらいしか受信チェックをしてくれない。
だから10通くらいまとめて届くのだ。それが殆ど迷惑メールだった時のストレスは大きい。やや大事な内容のメールが含まれていたらすぐに受信して欲しい。
そしてこのたび、iPhone標準の「メール」をやめてGmailアプリを試しに使ってみることにした。GmailにYahooメールを登録すると、受信トレイにはどちらのアドレスへ送られてきたメールも一緒くたに表示される。
Yahoo宛てのメールだけ見るにはいちいち絞り込み検索しなければならないのが少々面倒ではある。でもスムーズなメール受信と優秀な迷惑メールフィルタには代えられない。
Gmailにまとめたのは、ひとえに広告がないからだ。Yahooメールアプリは受信メール一覧の中に混じって広告が表示される。不愉快であり論外だ。