USD/RUB 対ロシア金融制裁の影響

日本含む世界各国の対ロシア経済制裁、金融制裁でロシアルーブルが大幅な下落。チャートはUSD/RUBの1時間足。2月24日のウクライナ侵攻開始からルーブル安が進み、現在およそ30%前後。

こちらはRUB/USDの長期チャートである。今回のルーブル下落は大きいものの、チャートを眺める限り思ったほどではない印象を受ける。2014年後半の下落があまりに大きいからだろう。

2014年2月はロシアがクリミア併合をした。その年の後半に何があったかというと、原油安だった。11月27日、ウィーンで開かれたOPEC総会で原油価格下落に対抗するための減産を見送った。ロシアは輸出の75％を原油と天然ガスに頼っているため、原油価格が下がると経済が落ち込んで通貨安になる。