トンデモ科学を信じてしまう思考回路

聞いた話を取り敢えず正しいと受け取って信じるのと、話は聞くが暫定的に正しいとはいえない情報として受け取っておく、この2通りがある。

通常、その話が正しいかどうかは、多くの反論に耐え抜かなくてはならない。正しさとは叡智の結集である。そこまでしても「暫定的に正しいと仮定できる程度」の話にしかならない。なぜなら人類が現在知っていることは世界の真理の全てではないからだ。

取り敢えず正しいと受け取って信じる者の思考はどうなっているのか。偉い人が言ったから、目上の人が言ったから、自分が信じたい話だから。つまるところ、根拠の出どころが「人」なのである。