サブドレン水の処理排出

福島第一原子力発電所では、冷却のため原子炉に毎日注水をしている。ここから発生するのがいわゆる放射能汚染水である。これをALPSに通した処理水を排出するかどうかの議論がなされている。

一方で、福島第一原子力発電所から発生した別の水は既に何年も排出されている。いわゆるサブドレン水だ。サブドレンとは建屋近傍の井戸のことで、建屋に流れ込む地下水を汲み上げている。

サブドレン水は高濃度放射能汚染水ではないが、原子炉建屋近傍の水なので水質分析が必要だ。サブドレン水は集水タンクに貯められ、山側にある専用浄化設備で処理され、一時貯水タンクで保存される。水質分析がなされた後、港湾内に排出されている。

サブドレン水の集水貯水タンクの運用状況も上記サイトで確認できる。5月1日の時点では、貯水タンクKの666tが排出されたことがわかる。

毎日発表されている福島第一原子力発電所の状況についての日報で詳しく説明がなされている。貯水タンクKは5月1日午前11時33分に排水されたことがわかる。