左派独特の表現は内輪ウケ

先日の佐高氏の著書について、文章のノリというか、言葉遣いというか、独特だと感じながら読んでいた。佐高氏の書き方が独特なのではなく、いわゆる左派全般だ。

近年の例だとTwitterハッシュタグ遊びもそうだ。「~に抗議します」は記憶に新しい。昔のことはよくわからないが、伝統なのだろう。

  • 誰かが作ったフレーズを皆んなで連呼する。
  • 誰かが作ったプラカードを皆んなで掲げる。
  • 誰かが作った替え歌を皆んなで歌う。

その集合の一員になって、皆んなで同じ行動をするのが楽しいことは何となくわかる。野球観戦やコミケの一体感とも似ているのではないか。

しかし気をつけなければならないのは、こういった行動は完全に内輪ノリであるということだ。外部から見た彼らは異様で近寄りたくない存在でしかない。

オタクの中でも嫌われるタイプのオタクというのは、コミュニケーションが成立していないことが原因である。自分や仲間内でしか通じない漫画やアニメの台詞を一般人に使ってしまうからだ。

佐高氏の文章表現も然りで、内輪ウケは上々なのだろう。舌鋒鋭い佐高節などと言われて彼らには評判らしいが、専門書として読む分には何も得られない。