家計簿は手動派

家計簿アプリはクレジットカード類や銀行口座、証券口座までをスマホで包括的に管理できる便利なものだ。今週は何にいくら使ったか、今月の収支はどれくらいか。

かつては使っていたが、今はやめた。

家計簿アプリを使うのは節約が大きな目的であることを忘れてはならない。収支を可視化して把握し、無駄遣いが無かったか点検するのだ。ところが家計簿アプリはデータの収集から可視化まで自動でやってくれる。

ユーザーは座しているだけで、家計簿の綺麗な完成品を貰えてしまうのは問題だ。

ちらりと見て、今月は左様でしたか、この調子で来月も報告を頼む。と他人事のように思ってしまう。ちょっと娯楽費が多くても他人事のように思ってアプリを閉じてしまう。

節約したいのなら、自分の手で無駄遣いをスプレッドシートに書き写す作業が必要だ。今週や今月の無駄遣いを泣きながら書き写すことで来週は節制しようと自らに刷り込むのだ。

しかしながら、レシートの項目を一つひとつ細かく書き写す必要は全くないと考えている。概ねの金額を記録できれば良い。何なら「必要」と「不必要」の2項目だけでも良い。

これから実験しようと考えているのは、毎週末に各種残高のみ記録する方法だ。銀行口座とキャッシュレス決済の残高だけ記録する。なんかお金の減りが早いなと感じれば、自然に無駄を減らそうとインセンティブが働くはずだ。

家計簿アプリを使っている方の中でも、ブログなどで今月の収支を報告している方は上手いなと思う。完成品の家計簿をもう一度自分でまとめ直すことで財務状況を意識に植え付けているからだ。