安全保障関連3文書とは

明日にも安全保障関連3文書なるものが閣議決定される見通しだ。報道では財源や反撃能力の話ばかりだが、そもそもどのような文書か。まず3つの文書とは以下のものである。

まず国家安全保障戦略とは、外交・安全保障の最上位の指針である。国防の基本方針(1957年)に代わるものとして2013年に初めて閣議決定されたもので、今回はこれの改定版を決定する。

その国家安全保障戦略に基づき、防衛の目的と手段を示したものが国家防衛戦略である。防衛計画の大綱と呼ばれていたものを改称して新たに策定する。

上記2文書に基づき、必要な防衛費と装備品の整備規模を具体的に定めたものが防衛力整備計画だ。かつて中期防衛力整備計画と呼ばれていたものを改称して新たに策定する。

反撃能力が明記されるのは「国家安全保障戦略」と「国家防衛戦略」の見通しだ。