ソシャゲ御用達の神

天津甕星(あまつみかぼし)はソシャゲ御用達の神である。どのような神か。

日本神話に登場する星の神で、またの名を天香香背男(あめのかがせお)という。日本書紀に登場し、葦原中国(出雲)平定に最後まで抵抗した神として書かれている。

一云「二神、遂誅邪神及草木石類、皆已平了。其所不服者、唯星神香香背男耳。 故加遣倭文神建葉槌命者則服。故二神登天也。倭文神、此云斯圖梨俄未。」

天津神葦原中国平定経津主神武甕槌命の二神を派遣した。邪神を誅し、草木や石までもみな平定した。しかし星神だけは服従しなかった。そこで建葉槌命を派遣し服従させて天に登った、ということらしい。

倭文神(しとりがみ)は知っていなければ読めないが、「斯図梨俄未(しとりがみ)と云う」との文言から来たもの。