加工乳に加えられる乳製品

生乳に乳製品を加えると、[種類別] 加工乳や [種類別] 乳飲料となる。乳製品とは一体何だろうか。加工乳や乳飲料の表示ラベルを見ると、確かに乳製品と記載されていることがある。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=326M50000100052

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令において、乳及び乳製品の定義が示されている。このうち乳製品に関する記載は次の通りだ。

この省令において「乳製品」とは、クリーム、バター、バターオイル、チーズ、濃縮ホエイ、アイスクリーム類、濃縮乳、脱脂濃縮乳、無糖練乳、無糖脱脂練乳、加糖練乳、加糖脱脂練乳、全粉乳、脱脂粉乳、クリームパウダー、ホエイパウダー、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、バターミルクパウダー、加糖粉乳、調製粉乳、調製液状乳、発酵乳、乳酸菌飲料(無脂乳固形分三・〇%以上を含むものに限る。)及び乳飲料をいう。

第二条 13項

加工乳は、生乳や牛乳を原料として製造した食品を加工したものとされるが、具体的には乳製品を加えたものである。しかし上記の乳製品はどれでも加えてよいわけではない。

この11品目のみが対象である。無脂乳固形分は8.0%以上でなければならないが、上記品目が加えられていることから実際は10%程度など高めだと考えられる。

ウランの不適正価格取引

ジョージアはビジネスがしやすい国として開かれた印象を持つが、米国商務省は非市場経済国として中国やベラルーシなど11か国とともにリストアップしている。何故か。

米国が1992年に発行した官報によれば、アルメニアアゼルバイジャンベラルーシモルドバトルクメニスタンとともに、ジョージアはウランの不適正価格取引をしていたことを指摘されている。

この他に指摘されている国は、カザフスタンキルギス・ロシア・タジキスタンウクライナウズベキスタンである。

この官報の発行が1992年であること、また上記の国々を見てわかるように、旧ソビエトが共通点である。

もっともジョージアは2000年よりWTOに加盟しており、自由な貿易を行う国として認識されている。

非市場経済国リスト

米国はロシアに対し、「市場経済国」の認定を取り消すと発表した。

市場経済国と認定されると、ロシアから米国に輸入される物品にアンチ・ダンピング税や相殺関税の税率が高く設定されるようになる。

市場経済国の評価基準は次の6項目からなる。

  1. 当該国の通貨が他国の通貨と交換可能かどうか
  2. 賃金が労使間の自由な交渉によって決定されているかどうか
  3. 外国企業による合弁事業やその他の投資が認められているかどうか
  4. 政府が生産手段をどの程度管理しているか
  5. 政府が資源配分や価格・生産量に関する企業の決定をどの程度管理しているか
  6. 管轄当局が適切と考えるその他の要素

このうち2.以外の項目について指摘されており、市場経済国の認定取り消しに至った。

さて、米国が非市場経済国(NON-MARKET ECONOMY COUNTRIES)と認定している国はロシア以外に11か国ある。

リストに入っているのは中国をはじめ、ベトナムベラルーシトルクメニスタン、そしてジョージアである。

ビジネスのしやすい国第7位

ジョージアという国は日本にとって馴染みが薄いかもしれないが、大相撲ファンなら栃ノ心臥牙丸を知っているだろう。駐日大使のティムラズ・レジャバ氏を知っている人の方が多いか。

かつてこの地はグルジアソビエト社会主義共和国として構成国の1つであり、人口400万人という規模の国ではあるが、世界銀行による「ビジネス環境の現状2020(Doing Business 2020)」でビジネスのしやすい国第7位に輝いている。

同報告書の評価基準は主に以下の5項目がある。

  • ビジネスの始めやすさ
  • 建設許可、電力、不動産登記等の事情
  • 金融アクセス
  • 納税と貿易の取り扱い
  • ビジネス環境の保護具合

このうちジョージアは、ビジネスの始めやすさ2位、不動産登記5位、少数投資家保護7位といった項目で上位に位置している。総合で7位である。

最近ではロシアからの出国者がジョージアに入るといったことで話題に挙がる国ではあるが、シュクメルリやワインなどの食品は有名だ。

レジャバ大使の人柄も手伝ってか、とても開けた印象を持つ国である。

EUR/USD 2022-11-13 weekly review

4時間足。パリティ1.0売りと0.96買いの攻防で、少しずつ高安を切り上げてきていた。木曜の米国CPIを起点に様々な節目を突破。

30分足。1.01付近は前回高値で、天井部を割り込んで試しが入ったところをショート。直後に長い上髭が見えるが、その手前1.00122で決済していて助かった。米国CPI以降はぬるぬると上昇してしまったためエントリーできず。

USD/JPY 2022-11-12 weekly review

4時間足。木曜に発表の米国CPIを起点に、週クローズにかけて8円の大幅下落となった。日足レベルの上昇トレンドラインはずっと上限が注目されていたが、一気に下限への挑戦となったために慌てて延長した。今回は普段使用しているチャートを白背景にしたものをそのまま掲載。

週明け時点では145円下限と150円上限のレンジにあり、更に三角持ち合いのような値動きが想定されていた。下限アタックから三角持ち合い下限へのレジスタンス確認後、米国指標で大幅下落となった。

30分足。今回はエントリーが多いので付番した。青丸がショート、赤丸がロング。

青1は三角持ち合い下限抜けへの挑戦。先週金曜下限を下抜けたのでワンチャンス狙ったが失敗。赤1でドテンロング。

青2も三角持ち合い下抜けから145円狙い。青3は145円レンジ下限から三角持ち合い下限への試しがヘッドアンドショルダーになって下落するところ。146.229円でショートしていて、145円まで取れればよいと考えていたが結果的にフリーフォールとなった。

赤2は9月介入の下限で下落が止まり、逆ヘッドアンドショルダーを作って143円くらいまでは上昇すると見込んだロングだったが失敗。青4でドテンショートは二番底を作りに行く動きかと考えていたが予想外の底抜け。

青5は続落を狙ったショートだったが余計だったと考えている。

ポリエチレングリコール

新型コロナワクチンの接種でアナフィラキシー症状を引き起こす事例が報告されており、接種後の15分間は会場で待機して経過観察をすることになっている。

ワクチン接種によるアナフィラキシー症状の原因はポリエチレングリコールだと考えられている。どのような物質か。

エチレングリコールの重合体がポリエチレングリコール(polyethylene glycol, PEG)であり、一般に分子量2万程度のものをいう。エチレングリコールの構造式は以下である。

\rm{HO-CH_{2}-CH_{2}-OH}

エタンにヒドロキシ基が2個くっついた構造で、IUPAC名は ethane-1,2-diol である。これを次のように重合させるとPEGが生成される。

 \rm{n・HOCH_{2}CH_{2}OH → HO[\mathrm {CH_{2}CH_{2}-O}]_{n}H + (n-1)H_{2}O}

PEGは様々な場面で用いられている。下剤や化粧品といったものや、電池の電解質溶媒にも含まれる。

www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp

厚生労働省においてもPEGのアレルギー反応を把握しているが、明確な原因やメカニズムは不明だ。