日本円が下落して喜ぶ者

USD/JPYが151.5円を突破している。この4時間で1円以上も円安が進んでいるが、4時間前といえばロンドン時間が始まったことと、日本の官公庁が業務を終えた時間だ。

昨日は150円手前で揉んでいて、夕方頃に150円を一瞬タッチした。心理的な節目でもあるレートであり、YouTubeでは大手報道メディアが150円を見届けるライブ配信もしていた。

さて、私にはある友人がいる。新型コロナウイルスが蔓延し始めた後から投資や資産運用に興味を持ち、株や為替を始めた。少しADHD気味なところがあり、日本の気質にあまりなじめなかった。

そのような背景があって海外の大学へ進学したし、今も日本が好きというわけではない。むしろ海外出羽守の気質がある。

そんな彼にとって、日本円がみるみる下落していく様相に心が踊っているようなのだ。ヤバいとは言っているが、嬉しさが文面から溢れ出ている。(為替は既に昨年引退)

複雑な心情を明快に文章化してくれるのが中島みゆきだ。2006年には既に楽曲としてまとめてくれている。

お前が消えて喜ぶ者に お前のオールを任せるな

2006年のUSD/JPYは116円前後だった。そして彼が海外出羽守に就任した年でもある。